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医療現場での略語について

ビル

私は病院で専門職(医師以外)に就いています。
医療現場では、様々な専門用語が使用されますが、その中でも一般の方に分かりにくいのが、略語です。
例えば、病状説明はIC(インフォームドコンセント)、糖尿病はDM、高血圧はHTといった具合です。
私が就職した13年前、カルテには医師が記録をドイツ語や英語の略語で書いていました。
業務を簡便化するのが狙いですが、一方でそれは医師以外の職種が理解できず、コミュニケーションの弊害になっていました。
現在では病院の略語集というものを設け、認可されたものしか使ってはいけないという決まりになっています。
これは、使用する言葉を限定することで、業務を簡便かつスムーズなコミュニケーションを取るといって狙いがあります。
医療現場においては、院内だけでなく、病院外の様々な専門職とも関わらなければなりません。
医療関係者以外とも同じ言語でコミュニケーションをとることで、的確で専門的な連携を図ることができると思っています。